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構造的にはこう見る!
●構造面から考えた慢性関節リウマチ



慢性関節リウマチについても姿勢などの筋骨格系の構造の問題が影響していると考えます。

■構造的なバランス

骨格が正しくタテに並んでいれば、ほぼバランスだけで身体を支えることができますが、姿勢など骨格が歪んでいるとそれができず、骨格や筋肉は慢性的に緊張して身体を支えなければなりません。

畦上 和彦
東洋医学とカイロプラクティックのアゼガミ治療室

傾いている側の筋肉は縮んで密度が高まり、反対側の筋肉は引っ張られて伸びており、どちらにも循環障害がみられます。このような負荷や問題が長年積み重なった結果、神経圧迫、筋肉の硬化、痙攣などの状態になり機能障害を生じさせると考えます。

慢性関節リウマチ患者の場合も、発症以前から構造の傾きがあり長年の負荷により軋轢を生じさせていて、遺伝などその他の要因とあいまって発症するのではないか、と考えました。

■臨床試験から東洋医学会へ発表

そこで構造的問題を改善することができれば慢性関節リウマチの病状が改善されるのではないかいう仮説を立て、医師の協力を得て二年半の臨床試験を行いました。

難治性慢性関節リウマチ患者16名(平均羅患年数17年、平均年齢64歳、手関節の状態はステージU〜W)に対し
◆東洋医学のツボ・経絡を利用した鍼灸による治療
◆ソフトなカイロプラクティック(=オステオパシー)による治療
◆腰椎を安定させるのに有効な呼吸法
◆構造に負荷の少ない座位・立位等の指導
を1〜4回/月を二年半に渡って実施、そしてその内容を2000年6月に日本東洋医学会に発表しその症例における仮説の有意性を示すことができました。

■症例

一例を紹介すると、両手の尺側偏位、両ヒザの変形を伴う炎症、特に右ヒザは定期的に関節貯留液を抜く状態でゆっくりしか歩けなかった患者が、ヒザ関節に関節貯留液もたまらなくなり小走りができるようになりました。
(詳しくは慢性関節リウマチに関する学会発表内容を参照ください)

慢性関節リウマチにおいても、構造のバランスをとることによって症状の改善が期待できると考えられます。



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