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●慢性関節リウマチの経過と程度


■7割が「寛解」する

病気がよくなることを「治癒する」といいますが、慢性関節リウマチでは症状が収まることを意味する「寛解する」という言葉を使います。
慢性関節リウマチはカゼが治るように完全に治ることは少ないですが、変形した関節は元に戻せないけれど「寛解」できればそれ以上の病気の進行をストップさせることは可能なのです。
現在では早期発見と治療で多くの患者さんが寛解に持ち込めるチャンスが増えてきました。
患者のうち、3%は完全寛解(薬を減らしても悪化しない。治療をやめても10年以上再発しない人もいる)、70%程度は、骨の変形・破壊はそのままにせよ、関節の腫れ、痛みはなくなり進行が停止する寛解に持ち込めるようになってきたとも言われています。残りの骨の破壊が進行してしまう患者についても、もっと早く発見・適切な治療を行っておけばもっとよい結果が得られる可能性もあります。

■経過のタイプ

慢性関節リウマチの経過はいくつかのタイプがあり、寛解(症状が収まること)と憎悪(症状が悪くなること)の波に差があります。
資料により分類の仕方やパーセンテージは多少異なりますが、いずれにしても早期治療や方法の改善によって病状が悪化していくことは減っていくと思われます。

単周期型
発症後数週間〜数年間続くがその後軽快し、寛解後ほとんど再発がみられない

多周期寛解型
寛解と憎悪を繰り返し症状に波があるが徐々に良くなっていく

多周期憎悪型
寛解と憎悪を繰り返し長期間かけて徐々に進行していく

進行型
よくなることがほとんどなく急速に進行する(患者全体の10%程度)

■障害の程度も様々

慢性関節リウマチの障害の程度も人により様々です。大きくは次のような四つのクラスに分類されます。
このクラスを進めないことが治療の目標となります。

クラスT
多少痛みはあるが日常生活は不自由なくできる

クラスU
いくつかの関節は痛み動作は制限されるが自立で日常生活ができる

クラスV
仕事や日常生活がかなり困難になり、自分では限られたことしかできない

クラスW
自力で身の回りのことができなくなり、寝たきり、あるいは車イスに頼る


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